責任から始まる経営デザインーーMVVというプレイルールは誰がつくるのか
- FIELD NOTES
DATE . 2025/09/05
経営のための創造社の二村康太です。
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)や理念づくりを通じて、中小企業やスタートアップの「軸」を一緒に考えるお手伝いをしています。
このnoteでは、日々のクライアントとのセッションで感じたことや、経営におけるリアルな気づきを記録しています。
セッション4回目:社員を巻き込むタイミング
昨日は、クライアントの軸づくりのセッションの4回目でした。3回目までは次期社長と行い、4回目に初めて幹部社員を入れて実施しました。
これは毎回同じやり方をしているわけではなく、その状況ごとに判断しています。
今回のケースでは、次期社長は新たに事業承継者として加わった立場で、専門性では社員の方が上。
だからこそ、価値観の明文化が終わった段階で、戦略を考えるフェーズに社員を巻き込むことが重要だと判断しました。
経営の「軸」は、誰が決めるのか?
僕は、MVVや理念、パーパスなど、会社の目的や軸を複数人で決めるべきではないと考えています。
なぜなら、人それぞれ大切にしている価値観が異なるからです。
全員の意見を集約してしまうと、折衷案になり凡庸になってしまう。
社員全員で決めるとなれば、自分の価値観すら整理できていない人の意見も混ざり、内容はさらに薄まってしまいます。
キーワードは「責任」
僕が大切にしているのは「責任」という言葉です。
責任ある立場の人が決める。これが原則です。
社長が決めた理念に文句がある人に対しては、「ではあなたが会社を引っ張れますか?責任を取れますか?」と問えば、答えは明白です。
その役割を担えない人が、方針を否定することはできません。
どうしても価値観が合わなければ、そこに居ない方がいい。
それでも辞められないなら、甘んじて従うしかない。
社員一人ひとりが、自分の選択に責任を持つべきです。
社員を駒にしないための「戦略の設計」
一方で、戦略や施策の検討段階では社員を巻き込むべきだと考えています。
もし社長が全てを決めてしまったら、社員はただの駒になってしまう。
モチベーションも思考力も育ちません。
そこで重要なのが、「要件定義」の共有です。
社長がMVVや理念という「プレイルール」を定義し、その中で戦略やプロセスを社員が自由に考える。
社員は目的に従って工夫し、KPIを達成することを目指す。
うまくいかなくても、本気で取り組んだプロセスを社長が承認する。
こうして責任ある自由を与えることで、現場の創造性と責任感が育ちます。
MVVは経営の要件定義
このように、各ポジションで責任を持てるように設計することが経営です。
その最上流が、MVVやパーパスです。
そこが明確になって初めて、戦略や施策、プロジェクトが機能し始めます。
ここまで書いて、「前にも同じような内容を書いたかも」と思いましたが、
毎日noteを書いていれば似た話になるのもご愛嬌ということで、笑
企業の軸づくり(MVV・理念・パーパス)に関するご相談は、DMまたは以下のフォームよりお気軽にご連絡ください。
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