18歳の経営者と話した夜に、残った問い「子どもの社会」を、僕らはどれだけ知っているのだろう
- FIELD NOTES
DATE . 2025/12/25
こんにちは。経営のための創造社・二村康太です。企業のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)策定やブランディング、組織づくりを軸に、
経営者や事業責任者の方々と一緒に、「なぜその事業をやるのか」「どういう人生を生きたいのか」を言語化する仕事をしています。
このnoteでは、日々の仕事や対話、コンテンツ制作を通して感じたことを、
人生・価値観・ビジネスがどう接続されるのかという視点で記録しています。
先日は、少し特別な収録でした
先日は、日暮里ゼミナールとは別で配信している
「ケイソウシャ式レディオ」ゲスト回の収録でした。
このゲスト回では、売上やノウハウではなく、
なぜそう生きているのか
どんな信念を持っているのか
そんなその人の芯の部分を聞いていくことを大切にしています。
そして昨日、マイクの前に座ってくれたのは、
18歳の経営者でした。
そのビジネスは、「肩書き」から始まっていなかった
詳しい内容は配信後に改めて書こうと思いますが、
率直に、強い尊敬の気持ちを抱きました。
彼のビジネスは、
デザイナーだから
エンジニアだから
といった、「できること」から立ち上がったものではありません。
そこにあったのは、
自分の人生で感じてきた憤り
社会への違和感
自分の好きなこと
自分の居場所
それらが、一本の線としてつながった結果の事業でした。
「足りない」ことを知ったうえで、前に進むということ
もちろん、経営経験はこれからという部分も多い。
でも彼は、それを曖昧にせず、
年上の経営者
専門家
信頼できる大人たち
から積極的に知恵を借りながら、
一歩ずつ前に進んでいました。
「若いのにすごい」というより、
自分の現在地をちゃんと理解している姿勢が印象に残りました。
中退という選択に込められた、静かな反発
彼は、日本でも屈指の進学中学を中退しています。
その背景にあるのは、
学校教育や学歴主義への違和感という点で、
僕自身が長く抱いてきた感覚とも重なります。
ただ、ここで強く心に残ったのは、
成功したあとに社会課題に向き合う
のではなく、
当事者として苦しい状況に置かれた中での選択だった
という点でした。
「当事者」が、自分の人生を取り戻すための起業
不遇な状況を嘆くのではなく、
そこから抜け出すために、自分で場をつくる。
それは簡単な決断ではありません。
覚悟と、
自分の人生を自分で引き受ける意志がなければ、
選べない道だと思います。
大人は、子どもの世界をどれだけ知っているのか
自分自身を振り返ってみても、
子どもの頃に生きていた「社会」を、
大人たちは本当の意味で理解しようとしていたかというと、
正直、疑問が残ります。
もちろん心配からくるものだと、今ならわかります。
でも、
危なそう
将来につながらなそう
失敗しそう
そう感じた瞬間に、
大人は否定から入ってしまう。
その結果、
チャンスそのものが消えてしまうこともある。
起業よりも前に、大人にできることがある気がする
自分の居場所を広げるために起業する、
そんな選択ができる人は多くありません。
だからこそ思うのです。
その前段階として、
大人がもっと子どもの社会を知ることが必要なのではないか、と。
ゲームの中にも、社会はある
勉強やスポーツは、
大人にとって理解しやすい世界です。
楽しさも、悔しさも、成長も、共有しやすい。
一方で、
ゲーム
オンラインのコミュニケーション
子ども同士の独特な距離感
娯楽との付き合い方
こうしたものは、
「よくわからないもの」として遠ざけられがちです。
でも、そこには確かに、
子どもたちなりの社会とルールが存在しています。
自由にする、放っておく、ではない
子どもと一緒に、
楽しんだり
悔しがったり
何が起きているのかを考えたり
そうやって世界を共有すること。
そのうえで、
社会で生きていくためのリテラシー
倫理観
他者との距離感
は、大人が責任を持って教える。
そして、
安心して自由に遊ばせる。
そんな教育のあり方を、
もっと真剣に話してもいいのではないかと思います。
18歳の彼が、静かに投げかけてきたもの
昨日の18歳の経営者との対話は、
そんな問いを、静かに、しかし強く残していきました。
経営のための創造社では、
企業や経営の話だけでなく、
価値観を掘り下げる対話
人生と仕事をつなぐ思考整理
世代や立場を越えた問いの共有
といった活動も行っています。
「すぐに答えは出ないけれど、考え続けたい」
そんなテーマがある方は、
ぜひ気軽に声をかけてください。
対話の中から、
次に進むための視点が生まれることもあると思っています。
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