“タスクを回せない人”を責める前に〜リーダーとチームメンバーの認識を揃える小さな工夫
- THINKING
DATE . 2025/06/26
こんにちは、「経営のための創造社」として企業のブランド作りや経営支援を行っている二村康太です。コミュニティ型の組織で、複数の企業や自治体と連携しながら、事業や組織の設計をし、業績が上がるように伴走支援しています。
今日は、特別なアポイントやプロジェクトの話ではなく、よくある組織内の“あるある”について書こうと思います。
タスクがあふれて優先順位がズレるとき
現場でよく見かけるのが、「チームメンバーのタスクがあふれていて、リーダーとの優先順位がズレる」状況です。
そして、重要な業務が後回しになっていたことに、あとから気づいてバタつく──という流れ。
リーダーの立場からすると、
「タスクを全部洗い出して、四象限(緊急度×重要度)で整理すれば、優先順位が見えるでしょ?」
と伝えたくなるかもしれません。
けれど、リーダーと同じ視点で全体を見渡し、緊急性や重要性を判断するのは、チームメンバーにとっては意外と難易度が高いんです。
判断のズレは「目的の共有不足」から
たとえば、リーダーが「今月の売上が必要で、クロージングを急ぎたい」と考えていたとします。
でもチームメンバーからすれば、「無理に押すと信頼を失いそう。じっくり関係を築いた方が大きな受注になる」と思っていたとしたら?
これは「緊急」と「重要」のズレであり、そもそもの“価値観”と“目的”のズレです。
価値観を言語化できていますか?
こうしたズレをなくすには、チームとしての価値観や判断軸を、言葉として共有することが欠かせません。
「うちは目先の数字より信頼重視だよね」とか
「短期より中長期、継続性を大事にしよう」とか。
そういう方針を、カルチャーやバリューとして日頃から話し合っておく。
すると「この場合はどう判断すればいいか」が、すり合わせやすくなります。
タスクを後回しにしてしまう心理
一方で、「価値観は共有できているのに、なぜか優先順位が狂ってしまう」というケースもあります。
それは、「見積もりやすい作業から片づけてしまう」心理が働いているからです。
メールの返信
資料の修正
システムへの入力
こうした“やれば終わる作業”は、手をつけやすい。でも、
戦略を練る
企画を立てる
問題を定義する
といった“考える仕事”は、時間も見えず、ハマるのが怖い。だから後回しになるんです。
変えられないなら、仕事の組み方を変える
僕の体感では、この「時間配分と優先順位の設計」は、得意不得意がはっきり出る領域です。
努力や根性で克服できるタイプのスキルではないかもしれません。
だから、苦手な人には「集中型」で結果を出せる仕事の組み方に変えてあげた方が、本人にとってもチームにとっても幸せです。
最後に:発注と受注は、信頼でつなぐ
最も大切なのは、リーダーはチームメンバーの特性と余力を見て発注すること、
そしてチームメンバーは「できないかもしれない」と伝える勇気を持つことです。
ただ断るのではなく、たとえばこんなふうに伝える。
「これは重要だと分かっていて挑戦したい気持ちもあります。
でも、スケジュールを考えるとクオリティが心配です。
この作業を後ろ倒しできるなら、挑戦したいのですが、どう思われますか?」
こうやって、相手の立場を思いやりながら伝える。
それができれば、たとえ経験が浅くても、信頼されるメンバーになれるはずです。
💡 チームやプロジェクトの進め方に課題を感じている方へ
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