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社員のチャレンジを支える仕組みづくり― 得意を手放し、苦手に向き合うことの難しさと希望

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DATE . 2025/09/17

社員のチャレンジを支える仕組みづくり― 得意を手放し、苦手に向き合うことの難しさと希望

こんにちは。経営のための創造社・二村康太です。
中小企業を中心に、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の策定支援や組織ブランディング、事業と人をつなぐコミュニケーション戦略の設計などを行っています。企業の「変化のきっかけ」をつくる外部パートナーとして、日々さまざまな現場に関わらせていただいています。




社内委員会を“止めない”ための仕掛けづくり

昨日は、愛知県東海市にあるメンテナンス企業で、定例の対面会議を行いました。
この会社では、月2回の経営会議のうち1回を、社員が主導する「委員会」にあてています。これは本業とは別に、社内改善活動にみんなで取り組むためのもの。ただ、やはり本業が忙しいと、委員会活動の手が止まりがちです。

そこで今回の会議では、活動を止めないための“仕組み”を、社員自身で考えるというディスカッションを行いました。
約束のルール、会議の回し方、ご褒美の設計まで。まずは「全員が集まれる日程を決める」ことから始まりました。




会社が社員に協力を“仰ぐ”ことで変わるもの

この動きは、数ヶ月前に実施した経営指針発表と全社ワークショップをきっかけに始まりました。
その後、社長からは「社員のモチベーションや行動が変わってきた」と嬉しい報告がありました。

実際、


  • 全員で協力しようとする姿勢

  • 以前は距離のあった社員同士が励まし合う関係性

こうした変化が社内に起きています。
会社が社員に「協力を仰ぐ」姿勢を見せると、仕事が“自分ごと”になり、楽しくなるということを実感しています。




苦手なことに挑むと、全てができない自分に出会う

いま、次期幹部候補の社員がひとり、奮闘しています。
彼は、将来的にひとつの事業部を任される立場になる予定ですが、今はどうしても「自信のある施工」に時間を使ってしまい、「営業」への動きが遅れてしまう。
つまり、得意を手放すことが難しいという状況です。

これは僕自身にも経験があります。
得意なことを切り離し、得意じゃないことに向き合おうとすると、すべてがうまくできない自分に出会ってしまう。プライドが崩れ、何をどう考えればいいのか分からなくなる。

それでも彼は、素直で前向きに、努力を続けようとしています。数年かけて、きっと独り立ちできるはずです。




限られたリソースと、揺れる感情のなかで

この会社ではリソースが限られている中で、


  • 施工に入れば営業が止まり

  • 営業に集中すれば施工が足りなくなる

  • 外注を探せば、その分の稼働が減る

  • 採用すれば教育や管理の時間が必要になる

このバランスを取りながら、売上目標に向かって進まなければいけません。
どこが本当のボトルネックで、何が一番効率的か。これは一般的に“優秀”といわれる社員であっても非常に難しい判断です。

さらに彼自身が言ったように、感情も影響します。
たとえば「施工の仕事がしたい」という純粋な気持ち。
僕は、それ自体は否定する必要はないと思っています。ただし、それを続けたいなら「どんな体制を組めば可能になるか?」を考えなければいけない。




社員のチャレンジを“外側”から支える

このように、社員にとって「苦手なことに挑む」というのはとても困難なことです。
でも、それができたときに、個人としても、組織としても一段階成長できる。

だからこそ、僕はこれからも、外部の立場から、企業の中で起こる“チャレンジ”を応援していきたいと思っています。




委員会やワークショップを通じて、「協力し合う空気」が生まれはじめた会社。
大がかりな制度変更より、まずは“話し合う場”を整えることから始めてみませんか?
組織の変化に向けた小さな一歩、伴走させていただきます。

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