起用法の多様性が、チームの未来を変える〜スポーツにも求められる「適材適所」
- THINKING
DATE . 2025/06/23
またプロ野球の話になりますが、昨日で交流戦が終了しました。
中日ドラゴンズは4年ぶりに8勝をあげたものの、2つの負け越し。トータルでの借金は5に。
正直、ファイターズが強すぎるので3タテも覚悟していたのですが、最終戦で勝ってなんとか着地。
毎年のように思いますが、勝ち越しって本当に難しいですね。
プロ選手の「すごさ」は、記録だけじゃ語れない
僕は野球の専門家ではありませんし、見る専門です。
ただ、素人なりにずっと感じていることがあります。
それは——
プロアスリートって、記録以上のインパクトを残しにくい立場だなということです。
たとえば野球なら、200勝や2000本安打といった“名球会入り”の指標。
これらを達成した選手はもちろん名選手として称賛されますし、間違いなく偉大です。
でも最近のプロ野球を見ていると、
出たり出なかったりする選手、役割が限定的な選手、チーム全体で動かしているケースが増えてきている気がします。
井上監督が言う「全員野球」や
新庄監督の「2チーム作れる戦力」などがまさにその象徴です。
一芸に秀でた選手にも光を当てたい
守備がうまい。
足が速い。
バントがうまい。
キャッチャーとして信頼されている——
そんな選手たちは、なかなか「数字」で評価されづらい存在です。
たとえ毎試合重要なプレーをしていたとしても、目立ちにくい。
もちろんマニアには賞賛されていますが、もっと認められるべき存在もたくさんいます。
野球にはゴールデングラブや盗塁王など役割ごとの賞もありますが、
もっと柔軟に評価軸があってもいいんじゃないかと思うことがよくあります。
たとえば:
サッカーのように途中交代が前提になる
メジャーリーグのように「オープナー」的な使い方が根づく
打席に立たない、走塁専門や守備専門の選手にもスポットが当たる
先発投手のように、キャッチャーの出場数を前提にした評価制度が導入される
そんな仕組みが整えば、ベンチメンバー全員が試合に関与できるチームになるのではないかと思います。
「学び続ける指揮官」は、やっぱりかっこいい
今回の交流戦を見ていてとくに印象的だったのが、
井上監督の「新庄監督をリスペクトしている」という言葉でした。
「彼がつくってきたチームを見習って、自分もそういうチームをつくりたい」
「一芸に秀でた選手をうまく使っている」とも語っていました。
普通なら、敵チームの監督をリスペクトする発言はなかなかしにくいもの。
でも井上監督は、そうやって自分も進化しようとする気持ちを隠さず伝えていました。
指揮官として、現場を、選手を、そして自分自身を信じて成長しようとする姿勢に、僕はとても惹かれます。
僕は、どの選手よりも井上監督のファンです
メディアやSNSではいろんな意見があります。
結果がすべてという考え方も、もちろんあります。
でも僕は、選手やチームの個性を理解し、信じ、進化を信じる監督が一番かっこいいと思っています。
たとえ遠回りに見えても、確実に礎になる。
そういう采配の積み重ねが、いつかチームを本当に強くするのではないか。
野球も仕事も、評価制度も同じです。
記録ではなく記憶に残るプレーや、言葉にできない“雰囲気”が大事にされる時代になるといいなと思います。
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