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事例:シロカ「おうちシェフ」付属レシピ本

2022.03.10

電気圧力鍋が「おうちシェフ」としてリニューアルデビュー。それに伴い、販促として同梱するレシピ本の制作と店頭POPを作成しました。

レシピ本表紙
レシピ本レイアウト
ていねいな暮らしに憧れる新しい購買層に合わせつつも、既存購買層である50代以上の主婦層にも気に入られる必要があり、どちらの層のライフスタイルにも馴染むイメージを研究しました。写真のトーンは、40代以上にも若い世代にも好まれる若干ノスタルジーな雰囲気で明るいものに。レイアウトは文字を大きめにし視認性をあげつつデザイン性が損なわれないよう配慮していきました。 ていねいな暮らしに憧れている層はどんな人か、その人のライフスタイルに沿った料理写真はどういう写真か。このあたりを徹底的に話し合いました。高級レシピ本のようにアーティスティックにすることで購買層が離れないよう、かといって、カジュアルになりすぎないようにバランスを取ることを心がけ、写真のイメージとレイアウトを考案して行きました。
レシピ写真
自然光を活用し、料理によってスタイリングイメージを変えるのは当然のことですが、人物が出てこなくても温度を感じられるようにシチュエーションもひとつひとつ作りこんでいます。 レシピ本が同梱されている告知を事前に行った結果、おうちシェフの利便性と、おいしさと暮らしぶりが伝わる写真の効果の相乗効果で、発売前から反響があり注文も多数いただくことに成功しています。 プロデュース:ふたむら 康太 クリエイティブディレクション・編集:大内 康行 フードスタイリング:茂庭 翠 写真:田中 舞 アートディレクション:松浦 周作(mashroom design) デザイン:石澤 縁(mashroom design

ふたむら 康太

合同会社経営のための創造社 代表
2002年にサイバーエージェントに入社し、自社メディア部門に勤務。メディア構築と運用に携わり収益化の難しさを知る。退社後、独立しフリーランスのwebデザイナーとして従事し営業と品質担保に明け暮れる。その経験を活かしWEBプロダクションの役員として10年間、大手から中小企業まで様々なブランディングやマーケティング業務を経験。デザインのみならず営業・経営といった網羅的な経験をもって、2018年に経営のためのクリエイティブを生み出すデザイン経営チーム、経営のための創造社を設立し、企業のマーケティングとブランド戦略構築、そしてブランド運用のインハウス化を支援。さらには、戦略に基づいた施策設計と実行に必要なパートナーを選定しチーム編成や監督までをも行う、いわば企業のCDO代理を行なっている。株式会社SASIと連携し企業にデザイン経営を推進するべく邁進する。

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