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【事例】パイオニア株式会社 サービスリブランディング・新規サイト製作

2024.01.29

これまでカーナビやDVDレコーダーなど「世界初」の発明を多く生み出してきたPioneer。しかし、それらは時代の流れによって、スマホや外付けハードディスクなど身近な機器へ移り変わっていきました。ブルーレイドライブもそのうちのひとつです。そこで、これまでデータ再生機器の訴求が強かったブルーレイドライブの価値を見直すことに。元々、思い出が確実に保存でき共有できる感動を届けたいという想いがあったことから、長期保存することの価値を潜在層に対して訴求することを目的としたリブランディングを行いました。

「ブルーレイドライブ 公式LP」はこちら
「オモイデホゾン サービスサイト」はこちら

Pioneerといえば「世界初」と呼ばれる発明をこれまで多く生み出してきました。今では当たり前となったGPS搭載のカーナビや家庭で録画できるDVDレコーダー、カーCDプレーヤーなどです。それらは今でも身近にある製品ばかり。一方で、スマホなどに機能が集約されるようになり、今後の展開を考えなくてはならない状況でした。

今回、「ブルーレイドライブ」のリブランディング方針を決めるにあたり、どこを軸にして訴求するべきかを考えるところから始まりました。まず、Pioneerがキーメッセージとして掲げていた「100年保存」という文脈に基づき、100年前までさかのぼって保存の歴史について調べました。

その結果、時代とともに「保存する」行為は難しいものから、容易で当たり前なものになりました。便利になった現代だからこそ、保存をする行為に魅力を持たせることは難しいと考え、機能価値から体験価値へと考えをシフト。「100年保存」から「オモイデホゾン(思い出保存)」という付加価値を軸に展開することにしました。

ウェブサイトでも、機能訴求に絞った見せ方では狙っているターゲットに対して刺さりきらないと考え、「コト」に焦点をあてました。誰が、なんのために、どんな想いをもとに保存したいのか。目に浮かぶような情景を描きながら構成に落とし込みました。

当初任されたプロジェクトはLP制作のみでしたが、コンセプトの理解が深くより良い訴求を実現できると評価いただき、サービスサイトの制作もご依頼いただきました。公開して間もないですが、今後もブランディングから実際の制作まで多角的にサポートさせていただけるよう取り組んでまいります。

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プロデュース:東良 亮
クリエイティブディレクション:内田晴喜
アートディレクション・デザイン:西澤和樹
コピーライティング:二村安美
フォトディレクション:内田晴喜、西澤和樹
カメラマン:川越裕介
コーディング・FE構築:mokke(福嶋直樹)

撮影スタジオ:studioHEYA

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