仕事ができない」って誰が決めた?
- THINKING
DATE . 2025/10/30
こんにちは、経営のための創造社・二村康太です。
企業ブランディングやMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の設計、組織づくり、スタートアップとの共創などを通して、「自立した人と組織」を増やす仕事をしています。
noteでは、日々の対話の中で感じたことや、現場での気づきを綴っています。
「できない人」は、本当に“できない”のか?
先日、ポッドキャスト「日暮里ゼミナール」の補講収録を行いました。
テーマはリスナーからのリクエストで、「仕事ができない部下に対して、どこまでがパワハラになるのか?」というもの。
とても繊細なテーマで、どこまで踏み込むべきか悩みましたが、正面から考えてみることにしました。
まず大前提として、僕は「仕事ができない」という言葉があまり好きではありません。
それはあくまで“評価する側の主観”に過ぎないからです。
不得意な分野で評価されれば、誰だって「できない人」に見える。
逆に、得意な場面ではキラリと光ることだってあるはずです。
組織の問題は「人」ではなく「仕組み」にあることが多い
ただし、企業の中では不得意な仕事でも任される場面があります。
全員がやりたいことだけをやるわけにはいかない、という現実もある。
だからこそ、役割や責任の割り振りはとても難しいのです。
僕自身、さまざまな組織に関わる中で感じるのは、
「仕事ができない人」が生まれるのは、たいていその人個人ではなく、
会社の採用基準や育成設計、コミュニケーションの不足が原因であるということ。
得意・不得意を見抜けない採用
相互理解のないチーム環境
全員に“基礎力”を求める画一的な教育方針
こういった背景が重なると、誰かが「できない人」とされてしまうのです。
これはもう、会社側——つまり最終的には経営者の責任だと思っています。
一方で、「選択する力」も必要です
とはいえ、働く側にも責任はあります。
「やりたくない」「向いていない」と感じたときに、それをちゃんと伝える力。
本当に苦手なことを、無理して続けないという選択も、大切な能力です。
でも、これは“逃げる”こととは違います。
やりたいことでも、しんどいことや苦手な要素はある。
そこをどう乗り越えるか、自分なりに意味づけしていく力こそが「自立」だと思います。
正解はなくても、「問い続ける」ことが答えになる
このテーマに明確な答えはありません。
でも、「どうすればよかったのか?」と自分ごととして考え続けること。
それだけが、チームをよくする一歩になると信じています。
補講エピソード、近日配信予定です!
今回の話は、まもなく配信予定の「日暮里ゼミナール 補講」でもお話ししています。
更新されたらこちらにもリンクを追記しますので、ぜひ聴いてみてください。
日暮里ゼミナール 補講
正解のない問いに、ゆるやかに向き合う音声番組です。
私たちが配信している番組
仕事やキャリア、文化をめぐる対話を、音声でも発信しています。
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