社員を雇わないという選択についての考え方
- THINKING
DATE . 2025/07/03
こんにちは、経営のための創造社を運営している二村康太です。
中小企業を中心に、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の策定、ブランド開発、組織デザインの支援などを行っています。また、ポッドキャスト『日暮里ゼミナール』では、さまざまなキャリアや働き方を選ぶ人々をゲストに迎え、意志ある選択と自立した生き方について探っています。
先日、最終面談を終えた老舗商社との打ち合わせがありました。
公式サイトリニューアルに先行して進行していた採用プロジェクトとの意思統一のため、採用チームとの顔合わせが行われました。まだご発注前ではありますが、いわばプレ・キックオフのような位置づけの会議です。
このお仕事の話はまた別の機会にするとして——
この日は、兵庫から当社のボードメンバーである、創生アドバイザリーの東良亮さんにも東京まで来ていただき、打ち合わせにご参加いただきました。
その後、別プロジェクトに向けた提案の打ち合わせを終え、恒例となっている日暮里での食事タイムへ。ここまでは、ただの日記ですね。すみません(笑)
「社員を雇う/雇わない」の主義の違い
食事の席では、正規雇用を前提とする亮さんと、正規雇用をしていない僕とで、雇用に関する考え方の違いについて話し合いました。
僕は、社員を雇用すると、どうしても“生きる覚悟があるかどうか”が気になってしまうタイプです。
未熟な人を採用すれば時間もかかるし、それに見合った給与や残業代は当然必要です。
「時間がかかるのは自分の未熟さのせいなので、残業代は不要です」と言われたとしても、それは法律的にも倫理的にも許されない話。それは別に構いません。
この見方を少し変えれば、会社がその人の成長に「事業投資」しているとも言えるのですが、僕はそれを「その人が立派に生きていけるように育てる責任を負ったこと」だと捉えています。
褒めたり叱ったりしながら、社会に出ても活躍できるような人材に育てる。
これは自社への見返りだけでなく、社会全体の担い手を育てているという観点もあると思っています。
それくらいの心持ちで「成長責任」を追うなら、相手にもその覚悟を求めます。しかし、雇用という保証された環境でその感覚になれるでしょうか。
「自分の力で生きようとする人」と一緒にいたい
僕が重視しているのは、保証されていない環境でも自分の力で生きていこうとする覚悟を持った人です。
もちろん、それが社員であっても業務委託であっても、そこは重要ではありません。
重要なのは、“自立した姿勢”があるかどうかです。
VUCAと言われるような不確実性の高い時代において、
「この会社にいれば一生安心」なんてことはありません。
だからこそ、僕は「生きる術を自分で身につけたい」と思う人たちと働きたい。
一つの商品だけを売る仕事に閉じこもるのではなく、いろんな経験を通じて成長しようとする人。
守られていない環境でも、必要とされるように頑張る“サバイバル精神”を持った人と一緒にいたいのです。
誤解してほしくないのは、社員は"サバイバル精神"を持ってない、業務委託は持っている、と言っているわけではなく、仕組み上社員として雇用される方が安心を得やすいという、あくまでも相対的な話です。
ギリギリの均衡にある、心地よい緊張感
こうした"サバイバル精神を持った"人たちとは、お互いが自立した状態でリスペクトし合う関係性がつくれると思っています。
お互いに遠慮するのではなく、慮(おもんぱか)る関係。
一方的に都合を押し付けるのではなく、フラットに話し合える関係。
そういったバランスの上に、ギリギリの均衡があり、僕はその緊張感を伴う協働関係がとても好きです。
もちろん、今の主義がずっと続くとは限りません。
将来、考え方が変わって「やっぱり社員を増やしたい」と言うかもしれませんが、
そのときはまた、温かい目で見ていただけたら嬉しいです。
📮あなたは、どんな環境で働きたいですか?
自立した人たちと対等に働きたい
覚悟のある働き方をしたい
成長の責任を、自分で持ちたい
そんな想いをお持ちの方がいれば、ぜひお話ししましょう。
私たちは、主義や制度よりも、人の中にある生きる覚悟を大切にしています。
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