目的のある会社だけが、人と組織を幸せにできる
- THINKING
DATE . 2025/06/04
自己紹介とこのnoteについて
こんにちは、二村康太です。
普段は、企業やブランドのMVV設計、チームビルディング、プロジェクト推進など、事業の“芯”を言葉にして、形にしていく仕事をしています。
このnoteでは、仕事の現場で得た気づきや考えを、整理しながら言葉にしています。
今回は「会社の目的」について。
東京・秋葉原での訪問をきっかけに、改めて考えたことをまとめました。
老舗企業の変革と、最初に話すべきこと
今日は秋葉原にある老舗企業へご提案に伺いました。
ご依頼くださったのは、以前からお世話になっている先輩であり友人でもある方。
「変革の時を迎えていて、どこから手をつけたらいいか悩んでいる」とのことでしたが、
僕の答えは決まっています。まず最初にやるべきは、“目的の言語化”です。
MVVやパーパスと言われるものですが、大事なのはそれを掲げる覚悟があるかどうか。
それは社長一代で終わるものなのか?
社長が亡くなっても残るのか?
生きているうちに実現したいものなのか?
アートやSF的に、抽象度が高くても本気で目指せるものか?
その答えが曖昧なままでは、戦略や事業計画なんて立てようがありません。
誰とやるのか?を決める前に、どこへ行くか
目的があって、はじめて“計画”が立てられます。
計画があって、はじめて“誰とやるか”が見えてきます。
社員やパートナーはもちろんですが、お客様もまた、プロジェクトの参加者です。
なぜなら、購入してくださるということは、
「資金提供」という形でその目的に加わってくれているから。
「もっといいサービス作ってくださいね、私たちの社会のために」
そんな思いを、商品購入を通して託してくれているのだと思います。
目的が違えば、顧客も戦略も変わる
例えば、同じ“飲食店”でも、目的によってまったく違う姿になります。
人類の健康を守るために、こだわり抜いた食材で丁寧に料理を提供する店
世界中どこでも誰でも、平等に美味しい体験ができる安価な飲食チェーン
どちらも素晴らしいですが、対象となるお客様は明確に違いますよね。
にもかかわらず、多くの企業は目的とターゲットが曖昧なまま。
コンサルティング会社でさえ、空いているポジションを探して戦略を立てようとします。
でも、本当は「誰に何を届けたいか」は、自社の価値観と目的から逆算して見えてくる。
オンリーワンの目的があるからこそ、オンリーワンの戦略が生まれます。
目的が判断軸をつくる
会社に目的があるから、
これはやる/これはやらない
この人と組む/この人とは組まない
そんな判断軸が生まれます。
逆に言えば、目的も軸もないまま「戦略を考えろ」と言われても、社員は混乱するだけ。
「それじゃダメだ」と否定されても、“正解”も“考え方”もわからないのです。
こんな状況に置かれる社員のことを思うと、本当にいたたまれなくなります。
社員だって“目的”で働きたい
視点を変えて、今度は社員側の話をしましょう。
与えられた目標を自動的にこなすだけの日々を過ごしていると、
ふと「私はなぜここで働いているんだろう?」という疑問にぶつかります。
たくさん稼ぎたい
フリーになるために経験を積みたい
こうした動機で会社を選ぶのも悪いことではありません。
でもそれだけだと、いつかモチベーションの理由が切れてしまう。
辞められればまだいいですが、辞められずに残ると、苦しみが蓄積されていく。
その根っこにあるのは、自分自身の目的が不明確なまま仕事をしていること。
目的は、経営にも人生にも必要な「地図」
会社の目的が曖昧だと、経営はブレていきます。
社員の目的が曖昧だと、キャリアは迷走していきます。
だからこそ、目的は“すべての出発点”。
大きすぎてもいい。抽象的でもいい。
でも、覚悟をもって掲げられるかどうか。
「その目的、本気で目指すつもりはあるのか?」
経営者にも、社員にも、そして自分自身にも、いつも問いかけていきたいと思っています。
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