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話すことで見えてくるもの|ケイソウシャ式 プロデューサー視点 受講者レビュー #001

2025.09.30

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『ケイソウシャ式 プロデューサー視点』の受講者レビューとして、株式会社フーディーネット代表取締役社長・廣岡桂寿さんにお話をうかがいました。結論から言えば、私たちの役目は「語る場をつくり、言葉が次の行動へ橋をかけるまで伴走すること」だと、あらためて確信しました。
今回のインタビューは、『ケイソウシャ式』の支援を受けていただいた“後”のレビュー/振り返りとして実施しています。セッション中に生まれた気づきと、その後の経過を落ち着いて言葉にしていただきました。

廣岡さんの声

「自分の話を真剣に聞いてもらえること自体がありがたかったです」
「セッション中に、自分を客観視できる感覚が生まれました。ふだん自分でも口にしないことを、初めて言葉にできた気がします」
「良いところを指摘されて初めて気づいた点がありました。知らなかった自分を見つけられたのは大きかったです」
「支援セッションの対話の流れで新規事業の話に発展しました。事業の種はできたのですが、会社の事情で手をつけられずじまいでした。もし弊社の都合もなく、二村さんにあのまま長く伴走していただけたら、さらに前へ進めたのかもしれません」
『ケイソウシャ式』のセッションでは、言葉が少しずつ輪郭を持ちはじめ、気づきが現場に届く温度になっていきました。今回はその余韻と手応えを言葉にしていただいております。

インタビューを通じて感じた課題

経営の現場には、語る相手がいない時間が長く続くことがあります。社長は日々の判断に追われ、言葉にする前に決めなければならないことが増えていきます。NO.2の立場の人もまた、現場と経営の間で応答を繰り返すうちに、自分の熱や視点がどこにあるのか見失いがちです。丁寧に話す場が欠けると、根の浅い施策が増え、結果の揺れが人を疲れさせてしまいます。
もう一つの課題は、支援が短く終わってしまうことです。提案や設計の直後は熱量が高いのに、翌月には社内の事情が変わり、未着手のまま熱が冷えてしまう。良い種ほど育つのに時間が要ります。芽が出るところまで伴走し、次の人に手渡すところまで責任を持つ仕組みが、いまの現場にはまだ足りません。

あなたの声はだれに届くべきか

語る場を必要としているのは、社長だけではありません。新規事業の責任者、拠点や部門のリーダー、採用や育成で孤独を抱えるマネージャー、そして結果が出せずに焦るNO.2の方々。目の前の数字に追われるほど、言葉は短くなり、判断は近視眼的になります。そんなとき、第三者である私たちが“聞き手”と“編集者(言葉の整理)”と“伴走者”を兼ねることで、言葉はもう一度ひらかれます。自分の中にある理由が輪郭を持ち、やるべき順番が決まり、明日やる一手がはっきりします。

私たちの価値

『ケイソウシャ式』が提供できる価値は、三つに集約できます。
一つは、語ることで可視化される資源を掘り起こすこと。人は語るたびに、思考の層を一枚ずつはがし、光の届かなかった資源を見つけます。廣岡さんが「良いところを客観的に見られた」と語ってくださった背景には、この掘り起こしがありました。
二つ目は、気づきを設計図に変える編集力です。散らばった言葉を並べ替え、仮説と打ち手に翻訳する。新規事業の話題が自然に立ち上がったのは、言葉が熱を帯び、構造を得たからでした。
三つ目は、設計を現場で動かし続ける伴走です。支援の直後が本当のスタートだと考えています。週ごとのリズムで確認し、小さな成功体験を積み上げ、会社の都合で止まりそうなときは別の経路をつくる。時間の経過とともに価値が増幅する支援のあり方を、私たちは実装していきます。

おわりに

話すことは、思考を整理し、健全な意思決定を支えるとても大事な行為です。言葉が整うと、視界が晴れ、ひとつの行動が次の行動を呼び、やがて習慣になります。習慣は文化となり、文化は組織を支えます。
今回の対話で生まれた種は、必ずどこかで芽を出します。もしあなたが、いま言葉にしたい何かを胸に抱えているなら、私たちに聞かせてください。地図をいっしょに塗り直し、道が一本ひらけるところまで、歩幅を合わせて進みます。静かな熱を絶やさない支援を、これからも。

『ケイソウシャ式 プロデューサー視点』 https://education.keisosha.co.jp/

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