若手が育つチームには「仕組み」と「見守り」がある
- THINKING
DATE . 2025/06/19
育てたい若手をあえて試合に出し続ける。
その間に失敗しても、責めず、周りが支える。
そして、プレッシャーから自由にしてやる。
そんなチームづくりを、プロ野球・中日ドラゴンズの今季から指揮を執る井上監督に見ていて感じました。
これは、企業や組織、そしてフリーランスチームでも応用できる、とても本質的な学びです。
野球と組織マネジメントはとても似ている
僕は名古屋出身で、根っからのドラゴンズファンです。
今シーズンはアウェイにもホームにも結構足を運んで応援しています。
昨日はバンテリンドームでの試合を観に行っていたため、この記事は翌朝に書いています。
ドラゴンズは、球場が広すぎて長打が出にくいこともあり「貧打のチーム」として知られています。
若手野手の育成も一時期遅れをとり、チームとしてなかなか浮上のきっかけがつかめずにいます。
それでも、チームは踏ん張っている。そして、その中心にいるのが井上監督です。
名前で呼び、顔を見て声をかける現代型マネージャー
井上監督は、選手たちと一人ひとりしっかり向き合い、名前で呼び、必要があれば自らマウンドにも出向く。
現場を見ていると、トップ自らが「人を見る」ということを体現しているなと感じます。
僕も仕事でよく、組織づくりやチーム運営を野球にたとえます。
スポーツ選手は完成された人のように見えがちですが、20代前半の選手は、企業で言えばまだ新卒のようなもの。
できなくて当然なんです。
新人は「使わないと育たない」
プロ野球でも、若手をベンチで寝かせていても成長しません。
だからこそ、「打てなくても4番で使い続ける。その代わり5番が必ず点を取る」など、チームのバランスでカバーしている。
これ、僕らのような受託業にも言えることです。
新人や若手を案件に投入すれば、当然ミスも起きる。
でも、実戦でしか成長はしない。
だから、クライアントからクレームにならないギリギリのラインを見極めつつ、
あらかじめ予防線を張るなどの工夫で、若手を「現場に立たせる」ようにしています。
プレッシャーのかけ方で未来は変わる
ファームでは打てても、一軍では緊張して力が出せない。
よくある話です。
そんなとき、「失敗してもいい。全部俺の責任だ」と監督から言われたら、どれだけ力が出せるでしょうか。
現場でのプレッシャーが悪いとは言いません。
でも、理不尽な怒りや、誰かの顔色でしか行動できない環境は、長期的には成長を妨げます。
結局、体験でしか人は変わらない
叱られるからやるのではなく、自分の行動の結果が、自分に返ってくるからこそ、行動は変わります。
これは仕事も、子育ても同じだと思います。
親が叱るだけでは、子どもは「親の顔色」を伺うようになってしまう。
大切なのは、本人に決めさせて、失敗させて、そこから学ばせること。
見守ることは難しい。
でも、責任を預けて、失敗を許し、支えていくことが、未来への最大の投資だと思うのです。
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