「自分だったら買うか?」から始めるブランド戦略の話
- THINKING
DATE . 2025/10/07
こんにちは。経営のための創造社・二村康太です。
「自立して生きる人を増やす」ことをテーマに、プロデューサー視点の講座運営や中小企業のブランディング支援をしています。
昨日は、だいぶ前から話をしていて、なかなか進めることができなかった、日韓共同デザインプロジェクトの打ち合わせを夜に行いました。
このプロジェクトは、日本のブランドと韓国のデザイナーによるコラボ商品を、ソウルと東京で同時にポップアップ展開するというものです。ようやく、お互いのスタンスをきちんと理解するための機会になりました。
責任の所在と資金の話
デザイン自体は共同で進めていくのですが、
ブランド側:服づくりを担当
デザイナー側:グラフィックを提供
という役割分担のもと、ロイヤリティを分け合う予定です。
ただ、
どれだけの工数と費用をかけるべきか
このプロジェクトの意義やメリットをどう見ているか
といった点は不明瞭なままでした。
そこで議論になったのが、プロジェクト資金の調達方法です。
候補としては以下の3つが挙がりました。
クラウドファンディング
卸先への事前買取依頼
自主スペースでのポップアップ運営
クラファンという選択肢とそのリスク
クラウドファンディングは真っ先に候補から外れました。
これは僕自身もよく感じていることで、以下のようなリスクがあるからです。
プラットフォームに掲載されている他の商材とのイメージの混同
未達成だった際の印象の悪化
「資金が足りないのでは?」という誤解
ブランドの世界観がクラファンのUI/UXに依存してしまう危険
もちろん、クラファンで成功している例も知っています。
ただ、仮にクラファンをする場合でも「僕たちが主催する形式で守りを入れる」など、やり方に注意が必要だと考えています。
ブランドには“売り場”の選択基準がある
この話で改めて思ったのが、「売り場」や「見られ方」に対して敏感なブランドと、そうでないブランドがあるということです。
たとえばユーザー目線で考えたとき、
どんな店にでも並んでいる商品に魅力を感じるか?
クラファンで売れていなければ、人気がないと感じてしまわないか?
という点が気になります。
僕自身は「どこで売っているか」「多売なのか」などに敏感です。
インディーズ的な姿勢を好む傾向があり、売り場戦略に量販感が見えると冷めてしまう。
これは嗜好性の問題ですが、重要なのは、事業主はどうしても“自分の感覚”を基準に考えてしまうということです。
デザイン経営は「自分だったらどう見るか?」から始まる
中小企業の社長であっても、アートやファッションに興味があれば、
自分の購買感覚をもとにブランドイメージや商品戦略を考えることができます。
そういった会社は、自然とデザイン経営を実践できているように思います。
結論:「自分が買う側だったらどう思うか?」
営業をする時も、商品を販売する時も、
「自分だったら買うか?」という視点が極めて大切です。
どんなに論理的な説明をしたところで、
自分が本気で欲しくないものを、他人が欲しいと思うことはない。
それを忘れずに、ブランドを作っていきたいですね。
スタンスを共にできるブランド担当者・経営者へ向けて
「自分だったら買うか?」から始まるブランド戦略を、一緒に言語化・設計したい方へ。
デザイン経営やD2C立ち上げに興味がある中小企業の方、お気軽にご相談ください。
ABOUT US経営のための創造社私たちの考え方と取り組みを知る
日韓プロジェクトはLAMMや日暮里ゼミナールの一環です。
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