WORKS
EDITORIAL DESIGN
シロカ株式会社
- RECIPE BOOK
- PROMOTION
依頼されたこと
電気圧力鍋「おうちシェフ」のリニューアルに合わせ、製品に同梱するレシピ本と店頭POPを制作しました。料理の手順を伝えるとともに、この製品でどんな食卓をつくれるかを感じてもらうための制作です。
新たに届けたいのは、丁寧な暮らしに憧れを持つ購買層。一方で、既存の中心となる50代以上の利用者にも親しみやすく、実際の調理で使いやすい本であることが求められました。
見つけた問い
新しい購買層が憧れる表現と、これまで使ってきた人にとっての親しみやすさを、どう両立するか。洗練された印象だけを追うと日常から遠くなり、カジュアルに寄せすぎると、目指す暮らしの魅力が薄れてしまいます。
世代を問わず、自分の食卓に取り入れてみたくなること。そのために、写真の明るさや空気感から文字の読みやすさまで、一つの体験として検討しました。
実行したこと
少し懐かしく、今の暮らしにもなじむ写真
写真は明るく、どこか懐かしさのあるトーンに。自然光を生かしながら、料理ごとに器や周囲のしつらえを調整しました。特別な場面だけでなく、日々の食卓の延長として料理を見せています。
人物が写っていなくても、人がそこで暮らしている気配を感じられるように。料理そのもののおいしさと、その先にある時間を伝えるスタイリングを目指しました。

眺める楽しさと、調理中の読みやすさ
レシピ本は、写真を楽しむだけでなく、手順を確認しながら使う道具でもあります。文字は読みやすい大きさを確保し、デザインの印象と視認性の両方を整えました。
編集、フードスタイリング、撮影、デザインの担当が連携し、料理をつくってみたいと思う気持ちが、実際に使える紙面へつながるように制作しました。

購入前の期待と、購入後の使い方をつなぐ
レシピ本の役割は、箱を開けた後の調理案内にとどまりません。同梱される本の写真を購入前にも見せることで、製品を手にした後につくれる料理や、過ごせる時間を想像する材料になります。店頭POPと付属冊子を、検討時と使用時の二つの接点として扱いました。
当時の公開事例では、レシピ本の同梱を事前に告知し、発売前の反響や注文につながったと報告しています。写真と製品の利便性を合わせて伝えた取り組みとして紹介し、注文数や制作単独の効果は断定していません。
生まれた変化
新たな購買層への提案と、既存の利用者が使いやすいことを両立させたレシピ本にまとめました。製品を検討する店頭から、購入後の食卓まで、料理の楽しさを伝える接点を整えた事例です。
担当範囲
- プロデュース
- 編集
- 写真ディレクション
- レシピ本
- 店頭POP
プロジェクトチーム
プロデュース
二村 康太
クリエイティブディレクション・編集
大内 康行
フードスタイリング
茂庭 翠
写真
田中 舞
アートディレクション
松浦 周作(mashroom design)
デザイン
石澤 縁(mashroom design)