WORKS
BRANDING
株式会社SIEC
- STRATEGY
- BRANDING
- WEB DESIGN
依頼されたこと
人材紹介や採用支援を行うSIECの、企業と個人を深く理解する提案型の仕事。その強みを経営者との対話から整理し、MVV・ターゲット・事業の見せ方、ロゴ、撮影、Webサイトへとつなげました。
相談の出発点は、見た目の刷新だけではありませんでした。人材紹介やRPOなどの事業を広げるうえで、SIECらしい提案や判断を、経営者個人の経験だけに依存しない共通の軸にする必要がありました。誰に何を約束する会社なのかを整理し、社外への発信と、仲間を迎え育てるための価値観をつなぐ支援です。
見つけた問い
求人条件と職歴を合わせるだけで、本当にその人と企業のためになるのか。対話で見えてきたのは、企業の組織や将来像、求職者の経験や価値観まで掘り下げ、条件の背後にある「コア」を探るSIECの姿勢でした。紹介できる企業の数より、その企業をどれだけ理解しているか。サービスを網羅して見せるほど、依頼をそのまま受ける人材会社に見えてしまうという課題がありました。
同時に、企業が目指す姿を俯瞰し、今の求人票にはない可能性まで考えることも強みでした。この「深く掘る」と「広く見る」の両方を、事業の説明、採用する仲間の人物像、ブランドの表現に通すことを軸に据えました。

取り組んだこと
伴走セッションでは、既存事業と強みの整理から始め、理念・MVV、サービスの位置づけ、届けたい相手、コンテンツへと段階を追って具体化しました。その後もコピーとロゴ、写真、Webデザインを行き来しながら、言葉と見た目が同じ姿勢を伝えているかを確かめました。
理念を、日々の提案に戻れる言葉へ
初期の対話では「ハードコアにたどり着き、鳥の眼で見る」という軸を整理。人を単なるリソースとして捉えず、それぞれのコアを見つめ、能力を活かせる場所につなぐ考え方をMVVへ落とし込みました。「Connect With Your Core」というタグラインも検討し、理念・目的・価値観それぞれの役割と、内外に伝える言葉を磨いています。
CORE HRと、届けたい相手の整理
人材紹介、RPO、人事支援をサービス名だけで並べるのではなく、企業や人の芯に迫って必要な解決策を組み立てる「CORE HR」の考え方で整理しました。求職者についても年齢や職種だけで分類せず、働く意味と現職の違和感、自分の可能性への思い込み、条件だけで次の仕事を決める迷いなど、選択の背景から人物像を検討。企業・求職者・採用候補者それぞれに、どの順番で何を伝えるかをコンテンツマップへ展開しました。

二つのコアが近づく姿を、シンボルに
ロゴは、経営者の好みと事業の意味の両方を確かめながら複数案を比較。最終的には、二つのコアが重なるために近づく姿を、三角の要素で表現しました。中央の余白にはSIECの「S」が浮かび、見方によって「+」「×」も感じられる造形に調整しています。文字の間隔や線の細さまで検討し、シンプルでありながら由来を語れるシンボルを目指しました。

一貫した運用まで支えるガイドライン
ロゴを納品して終えるのではなく、背景との組み合わせ、余白の確保、最小サイズ、禁止事項、アイコン、ブランドカラーをガイドラインに整理。Webや今後の制作物でも、同じブランドとして積み重ねられる運用の基準を用意しました。
人柄と仕事の深さが伝わるWebへ
撮影では、実際に働く人の表情や対話、チームの空気を伝える素材を用意。Webではロゴの造形とトーンを画面のあしらいやアイコンにもつなげ、サービスの説明をCORE HRの考え方から組み立てました。情報を増やすだけでなく、SIECがどんな姿勢で相談に向き合うのかを理解できる構成と表現にしています。





生まれた変化
経営者との対話で見つけた「コアを紐解き、可能性を見つける」という姿勢を、理念・事業の説明・ロゴ・撮影・Webへ展開しました。強みを言葉にするだけでなく、相手が触れる表現と、制作物を運用する基準までつないだ事例です。
事業や組織の将来構想についても議論していますが、ここで紹介しているのは、確認できたブランド設計と制作の取り組みです。採用数や売上の変化を、本支援による成果として示すものではありません。
担当範囲
- 経営者との対話・事業と強みの整理
- 理念・MVV・タグラインの検討
- CORE HRの位置づけ・サービス整理
- ペルソナ・コンテンツマップ設計
- ロゴ・ビジュアルアイデンティティ
- ロゴガイドライン
- 撮影企画・Webサイトの構成と表現設計
プロジェクトチーム
プロデュース・アカウント・クリエイティブディレクション
二村 康太
PM・ディレクション
後藤 愛海
デザイン・studio
岩瀬 雄一郎(VECTOR)